ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.5.23 21:06日々の出来事

北海道のポスターの件

ポスター作りは難しい。
愛子さまを描くときは、達筆は合わない。
クロッキーのスピードが速くて、達筆な人が皇族を描くと、
雑に見える。

それと女性皇族にキョンシーみたいに白い布を描くと、
不敬な感じがするし、女性も女系も否定してる感じに
なる。デザインのコンセプトに失敗している。

愛子さまが北海道の特産品押しのCMやってるような
デザインもダメだ。
本来、この作家は絵がすごく上手くて、達筆な人だ。
わしを主人公にした勢いのあるポスターなら上手い。

女性皇族なら、もう1人門下生にいるデッサン力と
緻密なタッチで美にこだわる作家の方が合う。

ポスター作りに失敗したからと言って、いちいち謝る
必要はない。
ただ単に、作風がテーマに合うか合わないかの問題
だけだ。
また別のテーマでは生きてくるだろう。

今回は総合Pがプロに頼むそうだから、その出来を
待っていよう。
愛子さまを描かず、北海道のイメージの上に、テーマを
文字で載せるだけの方が合うんじゃないか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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